電気理論
オームの法則
電気のいちばん基本。電圧・電流・抵抗の関係を、ゼロから理解します。
直列回路と並列回路
抵抗のつなぎ方は2種類だけ。一本道(直列)と分かれ道(並列)。ここを押さえると合成抵抗の計算が一気にラクになります。
合成抵抗の計算
直列と並列が混ざった回路も、解き方の手順は1つだけ。『内側からまとめる』を覚えれば、複雑に見える回路も必ず解けます。
導体と絶縁体
電気を通す『導体』と通さない『絶縁体』。そして電線の抵抗が太さ・長さでどう変わるか——毎年ほぼ必ず計算問題が出る最重要単元です。
電力と電力量
電力は『電気の働きの強さ』、電力量は『使った電気の総量』。電気料金の正体もここで分かります。
発熱量とジュールの法則
電気を流すと抵抗は必ず熱を出します。その熱の量を求めるのがジュールの法則。電気火災や電線の発熱を理解する土台です。
交流の基礎
家のコンセントは『交流』。直流との違い、波の形、実効値・周波数という交流ならではの言葉を押さえます。
単相交流回路
交流の山場。リアクタンス・インピーダンス・力率の『計算』をマスターします。ここは毎年必ず出ます。
三相交流回路
工場やビルの動力は『三相交流』。スター結線とデルタ結線、線間電圧と相電圧の関係を、図でつかみます。
その他の重要事項
出題頻度は高くないけれど、出たら確実に取りたい単元の総まとめ。ブリッジ・キルヒホッフ・コンデンサ・電磁気を一気に押さえます。
配電・配線設計
配電方式
電気をどう配るか。単相2線式・単相3線式・三相3線式の3つの違いと、単3の『中性線断線』という頻出ポイントを押さえます。
電圧降下
電線にも抵抗があるので、電気を送ると電圧が下がります。配電方式ごとの式を、毎回出る計算として身につけます。
電力損失
電線の抵抗は電圧を下げるだけでなく、熱になって電力をムダにします。これが電力損失(線路損失)です。
電線の許容電流
電線に流していい電流の上限=許容電流。覚える数値と、管に何本も収めると減る『電流減少係数』が頻出です。
幹線の設計
建物の太い大元の電線が『幹線』。電動機があると始動電流を見込んで割増しする計算がポイントです。
分岐回路の設計
コンセントや照明につながる末端の回路が『分岐回路』。遮断器・電線の太さ・コンセントの組み合わせ表が頻出です。
過電流遮断器の施設
分岐点から遮断器までどれだけ離していいか。3m・8m・制限なし、という距離の条件が頻出です。
力率改善
力率を1に近づける『進相コンデンサ』。電流・損失・電圧降下が減り、設備に余裕が生まれます。
材料・配線器具
電線・ケーブルの種類
電気を運ぶ電線とケーブル。記号と許容温度、そして『どこに使えるか』が頻出。試験の定番です。
電線管・ダクト類
電線を保護する管。金属管・合成樹脂管・可とう管の種類と、CD管とPF管の違いが定番出題です。
電線管工事の材料・付属品
ボックス類や接続金具など、電線管工事を支える脇役たち。名前と用途が結びつくと得点源になります。
配線器具:スイッチ
試験で最も問われる配線器具。3路・4路スイッチ、確認表示灯と位置表示灯の違いが必修です。
配線器具:コンセント・遮断器
コンセントの定格と形、配線用遮断器・漏電遮断器。分岐回路(第16章)とつながる重要単元です。
照明・電気機器
照明の種類と効率、電動機・変圧器の基礎。出題は控えめですが、効率の順番は押さえます。
工具・測定器
鑑別問題の定番。圧着工具の色、各工具の用途、測定器が何を測るか——写真と用途を結びつけます。
配線工事・施工
電線の接続
電線をつなぐときの3原則。公式例題に毎回出る最重要テーマ。リングスリーブの刻印選定も必修です。
各種配線工事と支持間隔
金属管・合成樹脂管・ケーブル工事などの施工方法。支持間隔と曲げ半径の数値が暗記必須です。
接地工事
合否を分ける最重要単元。A〜D種の種類、抵抗値、緩和・省略条件の『数値』を完全に押さえます。
施工できる場所
場所によって使える工事が決まっています。『どこでもOKの4工事』を軸に攻略します。
引込線・造営材の貫通
電気を建物に引き込む配線と、壁を貫通するときの注意点。メタルラス壁の絶縁処理が定番です。
機械器具の施設・取付
機器や配線器具を取り付けるときのルール。漏電遮断器の施設と点滅器の位置が頻出です。
特殊場所・特殊工事
爆発の危険がある場所やネオン・小勢力回路。『金属管かケーブルのみ』の定番出題で締めます。
検査・測定
竣工検査の手順
工事が終わって電気を流す前の検査。検査する『順序』がそのまま問われる頻出テーマです。
絶縁抵抗測定
電気が漏れないかを測る検査。規定値0.1/0.2/0.4MΩは毎回出る暗記必須の数値です。
接地抵抗測定
アースがちゃんと効くかを測る検査。補助接地極を使う電位降下法と規定値が要点です。
導通試験
電線がちゃんとつながっているか、間違えてつないでいないかを確認する通電前の最終チェック。
試験用計器の使い方
テスタ・クランプ・検電器など。計器のつなぎ方(電圧計は並列・電流計は直列)が頻出です。
開閉器の施設と竣工確認
開閉器・過電流遮断器の施設と、極性など竣工時の最終確認事項。第5部の総仕上げです。
電気図記号・複線図
電気図記号
配線図問題で出題数が最も多い最重要単元。記号と器具を結びつければ大きな得点源になります。
単線図と複線図
配線図は1本で省略表示(単線図)。実際の電線本数で描き直す複線図への変換を学びます。
複線図の描き方
複線図は手順どおりに描けば必ず描けます。『接地側→電圧側→スイッチと負荷』の3手順が核心。
最少電線本数
指定箇所を通る電線が最少で何本か。複線図を描いて数える、配線図問題の定番です。
リングスリーブの選定
心線の太さと本数からスリーブの大きさと刻印を選ぶ。配線図問題の頻出計算です。
差込形コネクタの選定
差し込むだけの接続器。必要な極数は『つなぐ電線の本数』で決まる、シンプルな単元です。
図記号から読み取る応用
図記号→使う器具・工事方法・接地の種類を判断する総合問題。これまでの知識の集大成です。
電気関係法令
技能試験
技能試験の概要
学科に受かったら次は技能試験。候補問題13問が事前公表され、40分で1問を作ります。全体像を掴みます。
欠陥の判断基準
欠陥が1つでもあれば不合格。どんなものが欠陥になるかを知ることが、技能試験対策の核心です。
複線図を描く手順(技能)
技能試験は複線図から始まる。開始3〜5分で正確に描き切る5ステップを身につけます。
リングスリーブ圧着(技能)
技能試験で最も欠陥が出やすい作業。刻印の選定と心線処理を、手順として確実にします。
差込形コネクタ接続(技能)
差し込むだけだが、差込み不足や心線露出が欠陥になる。確実な処理を身につけます。
器具への結線(極性・輪づくり)
ランプレセプタクルの輪づくりと極性。技能試験で欠陥が出やすい定番作業です。
寸法・ケーブル処理
寸法は指定の50%以上、外装・被覆の剥ぎ取り。地味だが欠陥に直結する基本作業です。
候補問題13問・工具・練習法
候補13問の全体像、必要工具、時間配分。アプリ最終章。ここまで来たら合格は目前です。