第33章 竣工検査の手順
工事が終わって電気を流す前の検査。検査する『順序』がそのまま問われる頻出テーマです。
1. 竣工検査とは
竣工検査は、新しい工事が完了して電気を使い始める前に行う検査です。
目的は『安全に電気を流せる状態か』の確認。配線ミスや絶縁不良があるまま通電すると感電・火災につながるため、通電前に必ずチェックします。
2. 検査の順序(最重要)
通電前の検査は、この順序で行います。
==① 点検(目で見て確認)
② 絶縁抵抗測定(メガー)
③ 接地抵抗測定(アーステスタ)
④ 導通試験(テスタ)==
『点検 → 絶縁抵抗 → 接地抵抗 → 導通』。この順番そのものが試験で問われます。まず目で見て、次に測定器、が大きな流れ。
3. 各検査で確認すること
・点検:配線・器具の取付状態、電線接続、開閉器・遮断器の位置を目視
・絶縁抵抗:電気が漏れない絶縁状態か
・接地抵抗:アースが規定値以下か
・導通:断線や誤配線がないか
通電後にはさらに漏えい電流の測定なども行いますが、まず『通電前の4つの順序』を確実に覚えましょう。
4. 目視点検で必ず見る項目
最初の『目視点検』では、機器や配線を測定器を使う前に目だけで確認します。試験では“具体的に何を見るか”が問われます。
==・配線・器具の取付状態(しっかり固定されているか)
・電線の接続(接続点に緩み・損傷がないか)
・配線方法が施工場所に合っているか
・開閉器・遮断器の容量と位置が図面通りか
・接地線が確実に接続されているか==
『目視で何を見る?』と問われたら、配線・取付・接続・容量・接地。測定器の数値だけが検査ではなく、目で見ること自体が立派な検査の第一歩、というのが試験での前提です。
5. ここでつまずく:検査順序の覚え方
『点検 → 絶縁抵抗 → 接地抵抗 → 導通試験』。この4つを順番で覚えるコツは、『目 → 漏れ → 逃げ → つながり』。
・目視で見る(目)
・絶縁が大丈夫か(電気が漏れないか)
・接地が効くか(漏れた電気がちゃんと地面に逃げるか)
・配線がつながっているか(断線していないか)
『漏れ → 逃げ』の流れがそのまま絶縁→接地に対応する、と意味で覚えると並べ替え問題で迷いません。
導通試験が最後なのは、配線が正しく繋がっていることを確認してから初めて通電できる、という最終チェックだから。順序にはちゃんと意味があるので、丸暗記ではなく流れで掴むのが楽です。
6. 現場のひとこと
竣工検査の順序は、丸暗記ではなく“事故を出さない段取り”そのものです。
『点検 → 絶縁抵抗 → 接地抵抗 → 導通』。
まず目で見て(点検)、通電前に測定器で絶縁・接地・導通を確かめてから電気を入れる。この順番には理由があります——絶縁不良や誤配線のまま通電したら、感電・地絡・機器破損が一気に起きるから。
現場では『活かす前に必ず確かめる』が鉄則。新人がいきなりブレーカーを入れて事故、はあってはならない話。
順序問題でしつこく問われるのは、この段取りを体に入れた人だけが安全に電気を“活かせる”から。手順=安全と結びつけると並べ替えで迷いません。
POINT
7. ここだけは覚える
・竣工検査=通電前に行う安全確認
・順序:点検→絶縁抵抗→接地抵抗→導通試験
・まず目視、次に測定器の流れ
・順序そのものが頻出問題
次は確認問題です。