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教科書

第30章 引込線・造営材の貫通

電気を建物に引き込む配線と、壁を貫通するときの注意点。メタルラス壁の絶縁処理が定番です。

1. 引込線・引込口配線

電柱から建物へ電気を引き込む架空引込線にはDV線(引込用ビニル絶縁電線・第19章)を使います。

建物に入ってからの配線が引込口配線で、途中に引込口開閉器を設けます。

『架空引込線=DV線』は電線記号(第19章)と結びつく頻出ポイント。

2. メタルラス壁の貫通(頻出)

メタルラス・ワイヤラス・金属板張りの壁に電線管やケーブルを通すときは要注意。

金属のラスと電線(管)が接触すると、漏電時に金属壁全体が危険になります。そこで——

『電線管・ケーブルを絶縁管に収め、ラスとは電気的に接続しない(絶縁する)』

金属の壁と電気的に切り離すのがポイント。貫通部の絶縁処理が定番の出題です。

3. 地中電線路の埋設深さ

地中に電線を埋めるときの深さの目安:

車両など重量物の圧力を受ける場所:1.2m以上
その他の場所:0.6m以上

方式は管路式・暗きょ式・直接埋設式。『重い物が通る所は1.2m、ふつうは0.6m』と数値で覚えます。

4. 引込線の高さ ― 数字を地面で覚える

引込線が地面からどれだけ高いか、数値がそのまま問われます。

・原則:地表上 4m以上
・技術上やむを得ず、交通に支障がないとき:2.5m以上
・道路(車道)を横断:5m以上
・鉄道・軌道を横断:5.5m以上

『原則4m/道路5m/鉄道5.5m』。“車や電車が下を通れる高さ”と情景で結ぶと、数字が混ざらなくなります。

5. 現場のひとこと

ここは“知らないと事故になる”実務知識の塊です。

メタルラス(金属の下地)壁の貫通は、漏電したとき壁全体が感電源になる危険があるから、絶縁管に収めてラスと電気的に切り離す。古い建物の改修で実際に出てくる注意点です。

地中埋設の深さも理由で覚える:
・車が通る等の重量物の場所 → 1.2m以上(踏まれても潰れない深さ)
・その他 → 0.6m以上

『重い物の所は深く(1.2)、ふつうは0.6』。数値は“掘り返し事故・踏み割れを防ぐための深さ”だと分かると、暗記が現場の安全基準に変わります。引込線・引込口の取り回しも、雨水を入れない(エントランスキャップ等)が一貫した考え方です。

POINT

6. ここだけは覚える

・架空引込線=DV線
・メタルラス壁貫通=絶縁管に収め、ラスと絶縁
・地中埋設:重量物の場所1.2m以上/その他0.6m以上

次は確認問題です。

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確認問題で定着させると、グッと身につきます。

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