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教科書

第45章 図記号から読み取る応用

図記号→使う器具・工事方法・接地の種類を判断する総合問題。これまでの知識の集大成です。

1. 図記号から器具・材料を選ぶ

配線図の図記号を見て、その箇所で実際に使う器具・材料を選ぶ問題です。

例:3路スイッチの記号(●3)がある→ 実物の3路スイッチを選ぶ(写真鑑別)

第25章(工具・材料の鑑別)と第39章(図記号)が組み合わさった出題。記号と実物が頭の中で結びつくと強い。

2. 図記号から工事方法・接地を読む

図記号や傍記から、施工場所や必要な工事・接地を判断します。

・湿気・水気のある場所の記号→ 使える工事を選ぶ(第29章)
・機器の図記号と電圧→ C種かD種か接地の種類を判定(第28章)

これまで学んだ施工場所・接地工事の知識が、配線図上で総合的に問われます。

3. 総合問題への向き合い方

応用問題に見えても、分解すれば一つひとつは既習事項です。

・記号を読む(第39章)
・複線図に直す(第41章)
・本数・スリーブを数える(第42・43章)
・場所・接地を判断する(第28・29章)

『難しい応用問題=基礎の組み合わせ』。焦らず一段ずつ分解すれば必ず解けます。

4. ここでつまずく:複合判断のチェックリスト

総合問題で見落としやすいのは、『1つの記号が複数の情報を持っている』点。1記号につき以下のチェックリストで漏れなく読みます。

記号本体:これは何の器具か?(スイッチ/コンセント/照明/機器)
傍記アルファベット:E=接地/WP=防雨/LK=抜け止め/H=ホタル など
電線傍記:IV1.6×3 のような線種・太さ・本数
施工場所の表示:実線=天井隠ぺい/破線=床隠ぺい/点線=露出
電圧の表示:100V系か200V系か(接地工事の種類判定)

5項目を1つずつ拾い上げるのが総合問題の基本動作。1つでも見落とすと選択肢が絞れません。焦って勘で選ばず、必ず指でなぞって確認を。

5. 過去問の総合問題タイプ別

配線図20問は、出題タイプが5つに集約されます。タイプ別の解法を知っておけば、初見でも怖くない。

『この記号は何の器具?』
 → 第39章の図記号知識で即答

『この箇所に使う工具/材料は?』
 → 図記号 → 第25章の鑑別写真と紐付け

『管区間の最少電線本数は?』
 → 複線図に変換(第41章)→ 数える(第42章)

『この接続点のスリーブ/コネクタは?』
 → 第43章(スリーブ)/第44章(コネクタ)

『この機器の接地工事は何種?』
 → 電圧表示 → 第28章の接地工事種別

20問のうち①②で5〜8問、③④で5〜8問、⑤で2〜3問が典型配分。まず①②から手をつけて、難しい③④は複線図を描いてから、が効率的な解き順です。

6. 現場のひとこと

配線図の総合問題は、1枚の図面から“この建物をどう安全に作るか”を読み解く作業——まさに現場の仕事そのものです。

難問に見えても、やることは分解して既習事項:記号を読む(第39章)→ 複線図に直す(第41章)→ 本数・スリーブを数える(第42・43章)→ 場所と接地を判断する(第28・29章)。1枚の図に、ここまでの全分野が詰まっています。

現場のベテランも、初見の図面を“一気に”ではなく“分解して”読みます。焦って全体を見て固まるより、一段ずつ片付けるのが最短。

配線図20問は配点の4割。ここを『基礎の組み合わせ』と捉えて落ち着いて分解できる人が合格を取りに行けます。総合問題こそ、これまでの積み上げが効くところです。

POINT

7. ここだけは覚える

・図記号→実物(写真鑑別)を結びつける
・図記号・傍記→工事方法・接地の種類を判断
・5項目チェック:記号/傍記/電線/施工/電圧
・出題5タイプ別の解法でアプローチ
・応用問題は既習事項の組み合わせ
・分解して一段ずつ解けば必ず解ける

次は確認問題。第6部、そして検査・配線図の総仕上げです。

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確認問題で定着させると、グッと身につきます。

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